東京ゲームショウに行ってまいりました。というわけで、記憶が鮮明なうちに生っぽいルポをしておきたいと思います。
メディアがあまり報じない細かい印象をズラズラズラーッと思いつくままに書いていきたいと思います。
整理しないでとにかく感想を書いちゃうので、偏りがあったり、まとまりが無かったり、乱文乱筆等々ご容赦くださいませ。朝からまた仕事なので、思いつくままに書いて、力尽きたら寝ちゃいます。
これから行く人の参考に、行けない人はワクワクするように、お読みいただければと思います。
それでは、まずは会場到着前から。
海浜幕張駅。カプコンのゲーム開発者募集広告がなかなか。
駅に降りると、カプコンの広告が目をひきます。といってもゲームの広告じゃなくて、開発者募集広告。「この先下り坂。つづける。転職する。」みたいなこと(写真撮らなかったので文面は正確じゃないです)がドラクエ風のドット文字で書かれた広告。なんだか転職をする開発者の心情を捉えすぎて、心にしみます。
姉ヶ崎寧々さんからラブレターいただきました。
AllAboutゲーム業界ニュースでも「ラブプラスが彼女を怒らせる構造」という記事を書いたばかりなんですが、ゲームショウの会場へ行く途中、そのラブプラスのプロモーションでラブレターを配っていました。きちんと女子高生姿の女の子が両手で手紙を差し出します。既に話題になっているプロモーションで知ってる人は知ってるんですが、知らない人はかなりドキッとするみたいですね。いい仕掛けです。
ちなみに寧々さんからのラブレターをもらいましたが、僕は残念ながら凛子派、奥さんは愛花なので、寧々さんは需要がありません。残念。
ジャレコ&ゲームヤロウへの抗議活動
華やかなイベントとは似つかわしくない雰囲気をかもし出し、声を張り上げ、ビラを撒く集団が会場近くにいます。どうも、ジャレコとその親会社であるゲームヤロウへ抗議する労働組合の方々である模様です。ちょっとデリケートな話題なので、ここでは中身には触れませんが、とても切実な様子。
で、そこから少しあるくと、そのゲームヤロウが野外展示をしていて、なんだか複雑な感じ。
会場入りする前から、なんだか業界の色んなところがチラッチラ見えて、ザワザワしますね。で、いよいよ入場です。
どことなく寂しい感じ・・・。でもゆったりで快適。
会場に入ってまず感じたのは、空間があいてること。見も蓋もない言い方をすると、軽くスカスカな感じ。あくまで昨年と比べてですが。展示が少ないです。前々からゲームショウのブース募集営業がかなり厳しいというようなお話はチラッと耳にしてはいたんですが、やっぱりどことなく寂しい感じ。展示メーカー数自体も減っているようですし、ブース自体も大仰な作り物は少なく、予算をセーブしている印象。
ただ、その分ゆったりとした空間で、混雑も少なく、ゲームを遊ぶにはむしろ快適でした。お祭り騒ぎが好きな人には残念かもしれませんが、ゲーム好きにはこれくらいが丁度いいかもしれません。遊ぶべきゲームはたくさんありますよー。
気になったタイトルやブースを思いつくままに挙げたいと思います。
アンチャーテッド2 黄金刀と消えた船団
ソニー・コンピューターエンタテインメント(以下SCE)ブースで体験できるPlayStation 3(以下PS3)期待の洋ゲー。実はこれ、春頃にSCEの広報さんからご紹介いただいていて、その頃からこりゃ素晴らしい、と思っていたゲームで、紹介するタイミングを伺っていました。全く知らない人の為に、簡単にゲームを説明すると、まるで自分がハリウッド映画の中にいるかのような演出で、アクションとシューティングが楽しめるTPS風味のアクションアドベンチャーです。
ちょっとやっただけでも、丁寧に作りこんであるのがよく分かります。まず、映像。非常に緻密です。物の1つ1つが実に丁寧に描かれていて、しっかりと存在感があります。そして、あ、あそこの壁登れそうだな、と思うと登れるし、ちょっと脆そうなところが崩れるし、緻密なグラフィックがゲームと直結しているのがまた素晴らしい。
体験版のみの仕様なのかもしれませんが、プレイの補助もよく出来てます。必要なプレイが生じた時に、アクションを教えてくれる。例えば、敵と撃ち合いをしていて、だんだん近寄られて接近戦になっちゃった、って時にポーズが入ってそこで接近戦のやりかたを教えてくれます。洋ゲーがとっつきにくいとか、不親切とか、そういうイメージを払拭する作りです。
プレイしてすぐに、ハリウッド映画ばりのアクションシーンでゲームの世界にひきこまれますから、是非プレイしてください。一部でそのクオリティの高さが評価されつつあるのに、やはり洋ゲーということか試遊台は少なめなので、簡単に待ち時間が長くなります。早めに遊んでおくのも手かもしれません。
勇者のくせになまいきだ3D
ついでにSCEでもう1つ。知っている人はよく知っている、微妙にマイナーな、でも僕が個人的に大好きな勇者のくせになまいきだシリーズ最新作。PSPのリアルタイムシミュレーションです。3Dと言ってもDはダンジョンのDで別にゲームがポリゴンになったりはしていません。
3人の勇者を迎え撃つ体験版がプレイできます。きちんと東京ゲームショウ用のネタを魔王がしゃべってくれます。流石のサービス精神。もう少しで3人討伐、というところで時間切れでした。新要素の「水」も試してみました。ガタガタしてるブロックを壊すと水がザパーッと流れます・・・が、よく分からないうちに時間終了。
勇者のくせになまいきだをプレイしたことが無い人だと、ちょっと厳しいかもしれませんね。ちなみに、試遊台には、PSP goもありました。残念ながら僕が遊んだ台はPSP-3000ですから。PSP goは、触ってみると、画像なんかで見る印象よりもかなり小さくて、ガジェットとしての魅力があるので、これもSCEブースでは見所です。
Project Natalは外から見るだけ
マイクロソフトブースには、Project Natalは一応展示してあります。ですが、参考展示とのことでテレビなどの一部メディアのみが取材していて、外からしか見れません。クローズドのブースになっていて、窓の隙間から覗くだけ。正直よく分かりません。
残念ですなあ。まだ、カメラの調整など、完全なものではないとのこと。
BAYONETTA
デビル メイ クライや、ビューティフルジョー、大神など、アクションゲームの傑作を生んできた神谷英樹さんの最新プロジェクト。セガブースで遊べます。魔女を操って天使をボコボコにする痛快アクション。
実は、これは既に何度かプレイする機会があったんですが、じっくりやりたくてここでもプレイ。これは実によく出来ていますよー、多彩なアクション、めまぐるしい場面転換。かなり演出が入ってくるんですが、ユーザーが置いてけぼりということはなくてむしろガッツリ攻略させる難易度。アクションゲームとして非常に高いレベルでまとまってます。
結構難しいので、油断してるとやられますので、お気をつけ遊ばせ。回避を上手く使うのがポイントです。
光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-
ニンテンドーDS(以下DS)で発売予定の、ファイナルファンタジーシリーズスピンオフ作品、光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-。小粒ながら、大事に丁寧に作っているのが感じ取れるタイトルです。注目度低いんですが、僕はちょっとオススメ。
体験版では、街をめぐったあと、簡単なボスを倒すまでが遊べます。何か大仕掛けはないんですが、街の人と会話するだけで、ちょっとホッコリするような、そんなゲームです。キャラクターの職業を変えて、グラフィック見るだけでも、楽しい気分になりますよ。のんびりRPGを楽しみたいなあ、なんて人にはおすすめです。ドラゴンクエスト9 星空の守り人(以下ドラクエ)でRPGデビューなライトユーザーさんにも、次の1本にピッタリです。
ちなみに、スクウェア・エニックスブースで1番人気は当然ファイナルファンタジー13ですが、僕は以前のパーティーで遊んでいたので、今回はプレイしませんでした。言うまでもなく、そちらもおすすめですね。
ハッサン配信 ドラゴンクエスト9 星空の守り人
ドラクエ9をプレイしている人は、是非、会場にもって行きましょう。会場内で色んな人とすれ違い通信できるのはもちろん、宝の地図や、ドラクエ6に登場したハッサンもリッカの宿屋に訪れます。
中々人気がありまして、ハッサンを手に入れようとする人同士ですれ違い通信してしまって、ハッサン以外の人がたくさん訪れるのもご愛嬌。
レベルファイブブース
レベル5ブースは、250台という大量のDSを用意しての大試遊ブースを展開しています。本当にレベル5は飛ぶ鳥落とす勢いといった感じですね。ブースは2ブロックしかなくて、その250台の試遊台と、その待ち時間に250人が座って映像プレゼンテーションを見れるブロック。映像を10分見たら、ゲームを10分遊んで、おしまいです、という感じで合計500人をブース内でガンガン回しています。映像もゆったり見れて、非常に快適でした。
映像プレゼンでは、イナズマイレブン2 脅威の侵略者のプロモーションが強烈。思わず欲しくなっちゃいます。小学生の頃なら、床の上に大の字になってでも何とか手に入れようとするレベル。男子の心を掴むのがなんでこんなに上手いんでしょうねえ。
体験版ではニノ国をやってみました。映像は確かにジブリのアニメ、と感じさせる動き。RPG部分は割とオーソドックスな感じなんですが、何せアニメを見ている時間が長くて、あまりゲーム部分を遊ばずに終わってしまいました。ニノ国を遊ぼうと思っている人は注意です。
帰りに貰える福袋で、体験版が当たったので、後でじっくりプレイしてみようと思います。
ロスト プラネット 2
カプコンのTPSシリーズ、ロスト プラネット 2です。試遊台には2種類ありまして、2チームで対戦するものと、それから協力プレイでAK(ゲームに登場する巨大生物)を討伐するものです。僕は、協力プレイのほうを遊んできました。
すごいですよ、迫力が。モンスターハンターに出てくるようなのの、もっともっとすごい奴。なんとも形容しがたい全身ヌメヌメとしたまさに化け物と言った感じの巨大な生き物が、舌を出し、尻尾を振り、大きな足で地響きを立てて向かってきます。いやはや、圧倒されます。
ファンタシースターオンラインの時も、モンスターハンターの時も思いましたが、やっぱり大きい敵をみんなで倒すのって楽しいですね。
こんな感じで・・・流石に疲れたので寝ます。
みなさん、よいゲームショウを!
ずらずらずらーっと印象に残ったゲームなどをとりあえず挙げてみました。もちろん挙げきれていないものもたくさんありますが、こんなところで体力の限界でございます。なんとなく会場の雰囲気や、面白そうなゲームが伝わればと思います。
多分、試遊できるゲームの中には、既にオンラインダウンロードなどで体験版が配信されてるものもあるかと思うので、行かれる方は先にチェックしておくと効率よく回れるかもしれません。
それでは、みなさん、よいゲームショウを!